いらっしゃいませ!!
栃木県宇都宮市で24時間レッカー、レンタカー業を営んでいる者です(‘◇’)ゞ
バイクのレッカーっていくらするの?
車のレッカーに関する費用については解説記事を書いたのですが、バイクのレッカーについては触れてなかったので今日は解説しておきたいと思います。
↑まだの方は一読いただいてからこの記事を読んで頂けると理解度が深まると思います。
基本的な考え方は車と同じなのですが、バイクならではの少し違う点もあるので注意が必要です。
バイクはトラブったらすぐにレッカーするべし
「バイクのエンジンがかからない」
「立ちごけしてハンドルが曲がった」
「雨で滑ってタンクに穴が開いた」
長いライダー人生、一度や二度は必ずバイクが自走不能になるトラブルや事故に見舞われるハズです。
トラブルや事故の大小は人それぞれだとは思いますけど、300万かけてカスタムされたハーレーでも、手入れの行き届いたカワサキの旧車でも、最新で最高のスペックを誇るBMWのバイクでも、身も蓋もない話をしてしまうと結局は同じバイクです。
その可能性はみんな平等にあると思います。
もし自分のバイクに何かしらのトラブルや事故による外傷が発生したときは、それが例えどんなに軽微なトラブルであってもレッカーを呼んだ方が良いと思います。
車なら少しの外傷ならそのまま走って帰ってしまっても問題はないのかもしれませんが、バイクって「走行中に転んだら死ぬ」ってイメージが強くあります。
自分の命をトラブルや不具合を抱えたバイクに預けたいとはとてもじゃないけど思いません。怖くて自走する気にすらなりません。
なので、自分で整備できたり、その道のプロではない僕と同じような乗り出して1~2年目のバイク乗りは、とりあえずレッカーを呼んで安パイを取った方が得策だと思います。その方が長くバイクを楽しめると思います。
逆に、長年バイクに乗っている人は、トラブルの対処なんてもうお手の物だと思うので自分の判断で後悔のない選択をしてください。
バイクのレッカーにかかる費用について
2~3万円
車とバイクのレッカー料金は基本的には同じです。
「車とバイクが同じ料金なの?」
そういったことをよくいうお客様がいらっしゃるのですが、車でもバイクでもレッカー車が出動して人が作業することに何ら変わりはないので、料金は車と同じ料金になってしまいます。
これが軽トラで搬送可能なバイクなら話は別なのですが、ハーレーダビッドソンのような大型のバイクになると軽トラには収まりきらないので必然的にレッカー車が出動になります。
はーい、次に考えることは皆さん同じですよね?
「なんとかレッカー代を安く収めたい!!」
大丈夫です、バイクのレッカー代を節約する方法は3つあります。
①自宅まで手押しで帰る
最も経済的
己が持つ0.1馬力という小さな力を継続的に使い、バイクを押して家まで帰る脳筋方法です。
経済性では断トツの1位なのですが、この方法はバッキバキで屈強な漢の中の漢以外はオススメしません(笑)
もし仮にこの記事を読んでいる人が、ベンチプレス100kg、デッドリフト120kg、スクワット140kgを4~6回できるマッチョな方ならぜひ手押しで帰ってください。
バイクの手押しはもはや立派な筋トレなので、その状況をぜひ筋肉とバイクと一緒に楽しんでくださいw
筋トレをしていない一般人の方は、トラブったらバイクを安全な場所まで手押しで動かす必要はありますが、わざわざ自宅まで帰る必要は基本ありません。
理由は、重いし、めんどくさいし、大変だし、何より事故に合うかもしれないからです。
車道を手押しで帰ると車に轢かれるかもしれません。歩道を手押しで帰ると歩道者や自転車と接触するかもしれません。
近所でのトラブルなら手押しで帰るは選択肢に入るかもしれませんが、10km以上離れている場合はまず、近くのコンビニなどの安全な場所へ移動してからそのあとの戦略を練りましょう。
②軽トラを使って自分でレッカーする
レッカーよりは経済的
手押しを断念した後の候補は、軽トラを使ったセルフレッカーです。
セルフレッカーなんてカッコよい言葉を使ってみましたが、ようは自分で軽トラを借りてバイクをレッカーするだけです。
この方法だと軽トラのレンタカー料金とガソリン代だけで済むので、レッカー業者に依頼するよりは経済的です。
今回はレンタカー最安値のニコニコレンタカーで計算してみましょう。
例えば、軽トラを6時間を利用すると3,960円~かかります。
移動に30リットルのレギュラーを使用したと仮定すると4800(=30×160円)
合計8,760円
で、バイクのレッカーが自分でできてトラブル解決です。
が、
軽トラを使って自分でバイクを運ぶことの危険性と注意点をきちんと把握したうえでバイクを運びましょう。
バイクなら自力で運搬できるという勘違い
「軽トラを貸してください」
この手の連絡が急に来ることは珍しくないのですが、矢継ぎ早に
「ラダーってありますか?」
「縛るロープとかも貸してほしいんですけど」
と言われると、
「これはバイクでやらかしたな」
とすぐに気がつきます。どんなに隠そうとしても秒で見抜かれます。
軽トラでバイクを運ぶこと自体は何の問題もないのですが、中途半端なにわか素人がぶっつけ本番で200kg近いバイクを軽トラに乗せる、この意味がきちんと理解していないと高確率で二次災害を引き起こしてしまいます。
軽トラにバイクを乗せるステップはいくつかありますが、最低でも下記の6つを人にスラスラと説明できるぐらいじゃないと、軽トラを使った自力レッカーは絶対にオススメしません。
- バイクを荷台に乗せる方法
- 荷台に乗せたけどバイクがはみ出したときの対処
- 安全なバイクの置き方
- 正しいバイクの縛り方
- 重量物を積んだ軽トラ運転のコツ
- 荷台からバイクを降ろす方法
どうですか?いけそうですか?
「俺はできる!!」
って人は、自分でやっちゃいましょう。もし仮に失敗しても次に生きる血肉になるハズです。
もし1つでもできる自信がないのであれば、素直に自分でレッカーなんてやめた方が賢明です。
どれか1つでもミスると、レンタカー代が無駄になる可能性もありますし、載せたバイクが倒れるかもしれませんし、バイクが載った状態の軽トラが止まらずに前の車にぶつかるかもしれませんし、荷台からおろすときにバイクを倒すかもしれません。
ので、ぶっつけ本番で軽トラにバイクを載せるのはやめた方が良いでしょう。
③ロードサービス付帯(保険)を使う
ロードサービス付帯を使ってレッカーしてもらう
これが最も経済的にバイクをレッカーする方法です。
これも何度もお話していてそろそろ耳にタコができる人が何人か出てくると思うのですが、この記事でも改めて説明させていただきます。
皆さんはバイク購入時に任意保険に加入しましたよね?
そのときにほとんどの人が自動的に入っている保険に”ロードサービス特約”という項目があります。
これを使えば0円でプロのレッカー業者がバイクを運んでくれます。
もう一度いいましょう。
レッカー料金は0円です。
車と同じですね。
トラブルが起きる
↓
保険屋さんへ電話する
↓
保険内容を確認する
↓
ロードサービス特約がある
↓
レッカーを依頼する
はいっ、0円レッカー。
これはあなたが保険料を毎月支払っているので、ロードサービスの保険に加入しているのなら使うのは当然の権利なので遠慮は必要ありません。
このロードサービスを使ったからと言って翌年に等級が下がることはありません。
使えるものは使って賢いバイクライフを送りましょう。
んで、もしも1~3のいずれも使えない人は最後の選択肢としてレッカーを業者さんにお願いしましょう。
バイク乗りってトラブルを美談にできる生き物
「最初から保険のロードサービスを使ってレッカーに頼ればいいじゃん!!」
って意見が大半だとは思うのですが、ことバイクというジャンルに関して言えば、トラブルは苦い思い出であると同時に良き思い出、ひいては美談にすらなる可能性があります。
これが保険のロードサービスが最後にもってきた理由です。
そもそも日本人がバイクに乗る理由は無理やりではなく、
好きだから乗る
ロマンで乗る
が大前提にあると思います。安く快適に移動したいなら軽自動車を買えば良いし、公共交通機関を使えば出勤や通学は問題ないはずです。
にも関わらず、バイクの免許をわざわざ取得してあえてバイクに乗るということは、好き以外の何物でもないはずです。
つまり、出先でバイクがトラブって手押しで家まで帰ろうが、軽トラで自分でレッカーを試みようが、その道がどれだけ辛く長くコスパが悪かろうが、多くの人はその状況を心から楽しめるハズです。
なんなら心の中では、
「待ってました!!」
と少しニヤついているかもしれません。
なので、バイクがトラブったからすぐにレッカーではなく、自分が一番楽しめる選択肢をとればよいと思います。例えば、
- ツーリング先でトラブって、自分で整備をして、家に帰って、ネタにする。
- ツーリング先でトラブって、手押しで家まで帰って、整備して、ネタにする。
- ツーリング先でトラブって、軽トラを使って自分でレッカーして、整備して、ネタにする。
- ツーリング先でトラブって、ロードサービスを使ってレッカーして、整備して、ネタにする。
- ツーリング先でトラブって、業者を使ってレッカーして、整備して、ネタにする。
無事に過ぎ去ったトラブル話ってあとあと後日談としてワイワイ楽しく仲間内で話せるので、バイク乗りの皆さんどうか自分で後悔のない選択をしてください。
でわまたっ、良きバイクライフを!!
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